実みつるのPreプログラミング

プログラミングの学習を考えている方へ

2024-01-01から1年間の記事一覧

おわりに

◆おわりに ここまでお読み頂きまして有難うございました。現段階で大半の人は、「…それでプログラミングは?」と思われていることでしょう。 「はじめに」で申し上げました通り、この文章を読んでもプログラミングは習得できません。実際にプログラミングを…

5-4 両方とも無い関数

前回まで色々な関数を見てきましたが、いよいよ今回は「引数も戻り値も存在しない」という関数を考えていきたいと思います。 前回の最後に少し述べましたが、コンピューターのプログラムにおける関数とは「処理」のイメージがあります。ですから、その関数を…

5-3 戻り値の無い関数

第五章 関数 (3)戻り値の無い関数 前回は関数の一つの要素である引数について見てきましたが、今回は戻り値について考えていきたいと思います。 これまで見てきた通り、関数の戻り値とは与えられた引数(前回お話した引数が無いというケースも含みます)に応…

5-2 引数の無い関数

第五章 関数 (2)引数の無い関数 前回は「関数」とは何かという事を考えてきましたが、今回は関数の要素の一つである「引数」、すなわち関数に引き渡すものについて考えていきたいと思います。 これまでは引数が1つという事例を見てきましたが、引数は1つでな…

5-1 関数とは

第五章 関数 関数と言えば、学生時代に数学で勉強したなと思う人が多いのではないでしょうか。数学が苦手だった人は、この単語を聞いてアレルギー反応を起こすかもしれません。しかしプログラミングで使われる関数というのは、数学で扱うそれとはちょっと異…

4-4 回数に気をつける

第四章 繰り返し (4)回数に気をつける この章の最後は、繰り返す回数について考えてみます。これまで例に挙げてきた陸上競技では、トラックを周る回数が正確でなくてはなりません。1周多く、或いは1周少なく周ることは当然認められません。コンピューターの…

4-3 途中で止める

第四章 繰り返し (3)途中で止める 前回は、繰り返しの途中で何か別の事をする方法を考えましたが、今回は繰り返しを途中で止めてしまうという事を考えてみます。実際の競技でも選手が途中で棄権する事は有りますね。例えば体調が悪くなった、足がつってしま…

4-2 途中で別の事をする

第四章 繰り返し (2)途中で別の事をする 中距離走競技では有り得ないと思いますが、繰り返しの折り返し地点、例えば10周走る競走なら5周走り終わった時に、水分補給するというルールが有ったとします。走る事以外の行為ですが、走者は周回表示器の数字を見て…

4-1 同じことを繰り返す

第四章 繰り返し 何かを繰り返し行うというのは大変なことだと思います。特に飽きっぽい性格の人は、途中でやめたくなるでしょう。しかしコンピューターは、愚直に何回でも繰り返す事が非常に得意なのです。100回でも1,000回でも10,000回でも繰り返します。 …

3-3 漏れは無いか?

第三章 条件分岐 (3)漏れは無いか? これまで見てきた条件分岐を使えば、条件に応じ結果を分ける事ができます。ところでこの仕組みを利用すれば、現象の判断に応用する事もできます。例えば「勝ち」「負け」といった勝負事の結果も表せます。 では身近な勝負…

3-2 ひし形の記号

第三章 条件分岐 (2)ひし形の記号 まずは以下の図形をご覧下さい。 いわゆる「ひし形」です。ところで皆さんは、「フローチャート」あるいは「流れ図」といった言葉を聞いたことが有りますか。実際にプログラミングを行う前に作成される概略図、もしくは設計…

3-1 日常にあふれる「もしも」

第三章 条件分岐 突然、「条件分岐」と言われてもピンとこない方が多いと思います。条件分岐とは、「条件」に応じてその後の行動が分かれるという事です。これから具体例をあげながら分かりやすく説明してみます。 (1)日常にあふれる「もしも」 思えば私たち…

2-3 順番に並べる

第二章 比較 (3)順番に並べる 比較について見てきた流れで、比較ではないのですが「順番に並べる」という事を見ていきたいと思います。 何かを順番に並べる時には、必ず比較するということは分かりますか。例えば、1、2、3を小さい順に並べなさいと言われた…